October 10, 2007

チェ・ゲバラ没後40周年=★=

遅れてしまったが、しばらくぶりに更新。
ネットニュースでチェ・ゲバラ没後40周年のニュースがさかんに流れている。
ゲリラ活動中のボリビアで捕えられ処刑。享年39歳。
いつまでも若いままのその写真と比較して、かつて同志だったカストロの
最近の激しい衰えぶりを見るに、時代の流れを感じるこのごろだ。

断っておくが、自分はゲバラの思想がどうこう言う気はない。
しかし、中小企業の社畜としてなにも成さずに頭を低く垂れ、静かに蝕まれ中年化してゆく自分の目には、
40年前、時代の変革という熱い理想に向けて、ひたすら突き進んだこの同世代の男、
いつも空を見上げている素晴しい肖像画を残し、いまでも世の中の人々から熱狂的に支持を受けているこの男の生き方が、すばらしく格好いいと、この歳になって非常にうらやましい存在に映るのだ。

そういえば、このあいだ倒産した地元ジーンズショップでチェ・ゲバラのTシャツが半額(1枚1000円)
で投売りしていたので、1パターンを除いて全バリエーションを買ってしまった。
同時期、ドンキホーテではゲバラのプラスチックのペンダントが売っていたから、やはり購入した。
別に40周年を意識した買い物ではなかったのだが、結果として今、自分の部屋はゲバラだらけだ。

そんな中で、きょう取り上げるアルバムは、大昔にジャケット買いしたもの。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/329510
「エル・チェ・ビベ 1967-1997」という、ラテンアメリカ諸国を中心にチェ・ゲバラに関する歌を集めたコンピレーションだ。
1997年(つまり没後30周年に合わせて発売したんだな)にフランスのLAST CALL RECORDS
という会社が発売したものだ。確か自分は発売年に買ったはず。
中身はギター一本で淡々と歌っているような曲なので、いわゆるこのブログで取り上げてきたブーガルーとか、
サルサとか、そういうダンス音楽のジャンルとは全く別物である。
自分も10年間ほとんど聴かずに放置してあったのだけど、今あらためて中年になって聴いてみて、
これだけの人々に歌わせるチェ・ゲバラの魅力とは一体何なのか、考えさせられてしまった。

振り返って、自分はこの10年間、何をしてきたのか?負け戦を恐れて本当の目標から逃げてはいなかったか?
まあ、今夜はじっくり考えて寝るとしましょう。お疲れ気味の中年男はぜひ一度聴くべし。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 03, 2007

きちんと聴きたいなあ

ここ2年ほどで、サルサの聴き方がすっかり変わってしまったと思う。
前は自分をアッパーかつポジティブな方向にもって行くために聴いていたのに、
今はぎりぎり、ガケのふちで指がかかっている状態で、比喩が合っているかどうか別として
「ファイトー!」「いっぱーつ!」の栄養ドリンク的な使い方をしていると思う。
なんか吸いたくも無いのにシガレットを吸い続けているニコチン中毒者みたい。
環境が悪すぎる。これがこの地の限界かな?
大好きなサルサやブーガルーをフルボリュームで聴きたい。でも、そういう場がない。
いや、本来作るべき側にいるのに、自分でやっていない。
正直な話、やる時間もない。
だから、せめて家でボリュームを絞って、せせこましく、忙しい合間に細切れに聴く。
逆にストレスが蓄積するよね。こういう聴き方は。
最近はボンバレコードの出しているモンゴサンタマリアの紙ジャケシリーズを大人買い。
安いけどね。こういう名作シリーズみたいなのは、どんどん出してほしい。
歌詞がついていない曲とか、サルサから入った人間にはやや薄味に思う部分もあるけど、悪くない。
この時代の空気なのかな。ファンクな、それでいて自由になりきれていない70’sサウンド。
でも、重い閉塞感とか、時代の壁みたいなものを打ち破ろうという狙いは伝わってくる。
なんか今の自分に照らして、妙に共感しちゃうサウンド。

| | Comments (5) | TrackBack (0)

March 25, 2007

こっそり2周年

こっち来て2周年。
まあ、消しちゃったけど、昨年9月にふざけたコメント書き込んだ横浜のバカ男
(だいたい正体は見当がつく。IPの足跡残してるし、どういう経緯で書きに来たかも)
のせいで、気分を害して半年ほど放り投げておいたら、廃墟と化してしまった。
久々に訪れて、やっぱり悲しい。大事に作ってきたのに、一言でぶち壊し。
だから、ぼちぼち再開していこうと思う。ただ、また嫌な奴が来るのはいやだから、
全部モノローグっていうか、コメントも受け付けないし、トラックバックもご勘弁だし、
ここからは自分のラテンの世界に浸ろうと思う。
ブログを放棄していた間も相変わらず、猛烈な勢いで古めのラテン音源を探し回っていたのは確か。
ただ、くるぶしを悪くしてから、踊りに対する情熱は急激にさめた。
自分が聞いてビクンとくるよな、いい曲に出会えないという、この地の環境要因も大きいと思う。
でも、踊りたい相手もいなくなった。心がときめかないし。若くないんだな。自分ももう。
酒が入らないと踊る気にならない。でも稀に踊る気になる時は、ほぼべろんべろん。
そんな状況で、こっちも、いやがる人をダンスフロアに引っ張り出すのは面倒だし、
壁際でぐずぐずと暖まっている、っていうありがちな状況もごめんだし。
スカスカのクラブで時間をつぶすだけもったいない。
じゃ何やってるの?って言われたら、大したことはしてない。
家で仕事関係のビジネス本を読んでいる程度かな。あとネットサーフィン。
独身、完全に負け犬。いいか悪いか別にして、かなり停滞中。
現実をシャットアウトして、部屋で一人で音楽聴いて、思い出に浸っていたほうがいい。
まあ、一度でもすごくキラキラしたものを人生の中で見たんだから、それで十分じゃないかって気もするけど。
嫁さんほしい。一日いちどは家で必ず踊る生活。それから会社行ったり飯食ったり風呂入ったり寝たり。
平凡だけどラテンがある生活。4月から新展開ないかな。

|

November 27, 2006

ちょっとだけよ

▼ナマケモノ、ブログに帰る
 最近とっぷりこのブログの更新から遠ざかっていたナマケモノだが、そろそろ年の瀬なので、ちょっとだけ書き込みを。
 今年後半はずっとヤフーオークションで落としたブーガルーを聴いていた。ただ、ブーガルーばかりも疲れてきたので、そろそろ正統派のサルサも追いかけようと思っている。
 そんな中、気になっているのが、オッサンじゃねーかと言われても、イスマエル・ミランダ。前に買ったまま放り投げておいたアルバムが、最近聞き返してみたらめちゃくちゃプエルトリコぽくて格好よかった。アルバムタイトルはVENGO CON TODO(UNIVERSAL 440 014 554-2)。
 こういうのを中年の艶っぽさというんだろうか。ちょうど若い頃のアルバムもファニアのリマスター盤で出ていることだし、きちんと聴き直すべきだろう。最近のレゲトンの入っているやつも試してみたい。
▼12月・・・寒いよ。パトラッシュ
 またしてもさみしい12月が私tune-changのもとにやってきたのだ。毎年、電飾付モミの木と周辺の善男善女をみるたび自分の了見の狭さに自己嫌悪。いずれにせよ、どえりゃあ寒いぞパトラッシュ。犬鍋でも食べて暖まろう。
 幸い、当地には暇つぶしクラブがたくさんある。サビを落としてスキルを活用しては?とお声をかけてくださる、有難い方々もおられる。そんなわけで今年は、昨年よりは悪くはない年末が迎えられる予感がする。一人ぼっちの自分にとって、せめてものなぐさめ。12月の青白い月光が窓から差し込む、冷えた部屋に一人戻るときの、そのさみしさに変わりはないが。
 話は変わるが最近、なぜか外国の女性からメル友のお誘いが相次いでいる。なんと昨日はスペインのセニョリータから、お誘いがキタッ!しかし全文スペイン語。ほとんど読めん。勉強せねば。 

|

August 24, 2006

MICHAEL STUART

▼2年ぶりの新作は再びサルサ回帰!
 マイケル・スチュアートMichael Stuartというと、このブログを書き始めた2年前にも紹介したんだけど、サルサの貴公子とでもいうべき存在の歌手で、筆者などは彼のトレードマークのツルツル頭を含めて歌いっぷりも本当にカッコウいいと思う。(同じくらいツルツルが格好いいのはアンヘル・カナーレスダビ・カルサードか?)だけど、ファネスJuanesだってメジャー経由で日本に上陸しているのに、なぜか日本では、ごく一部のサルサファンが支持している程度で、残念ながら知名度はさほど高くない。
 それがサルサという音楽の限界なのさ、と言い切ってしまえばそこまでだが、筆者としてはきょう改めて声を大にして言いたい(といってもブログの上だけだが)。
 新作BACK TO DA' BARRIO(MACHETEMUSIC B0006302-02)はいい。ぜひ買って損はないので、まだ持っていない人はCD屋さんに急ぎましょう。
▼少しおさらい
 マイケルスチュアートがデビュー作cuentos de la vecindad (RMD 82029)で我々の前に現れてからちょうど今年は10年になる。当時はまだ歌い方から若者特有の青臭さが抜けていなかったのだが、同アルバムに収録されたImaginando Tu Amorの底抜けの明るさや、大ヒットしたAmor a Primera Vistaの堂々としたボーカルを聴いて、こりゃすごくいい新人が出てきたと思った人も多かったんじゃないだろうか。
 ま、その後はこの6作目のBACK TO DA' BARRIOまで着々とキャリアを積んでいくわけだが、途中5作目のSin Miedo (UNIVERSAL MUSIC B0002432-02)では、あえて地盤のサルサを捨てて全曲ポップスのみという大胆な挑戦を企てている。
▼ジャケットを比べてみよう
 さて、本作はジャケット写真をみて、わかる人は「あばばばばばば」(2ちゃんねるクマー風に)と狂喜したんじゃないかと思う。そう、キューを握っているこの構図、70年代に一世を風靡したラテングループ、オチョochoの代表作ocho IIのジャケットとそっくりなのだ。あいにく筆者は持っていなかったので、このアドレスをコピー&ペーストして比べてみてください。www.backatcha.net/images/largerecords/100063.jpg
 わざと汚した写真といい、ブックレットに出てくるのボール(これは6作目だよという意味でしょう、おそらく)といい、見事にバリオ(ラテンの人たちの居住区)に戻ってきたぜ、という雰囲気をプンプンにおわせています。
▼まじめな硬派サルサ
 作品のプロデューサーは、ベースとトランペットもこなす非常に器用なGuillermo Calderón(ぎじゃーも・かるでろん?読めん)。参考情報として映画プロデューサーで同姓同名の人がいるようだが、畑違いだし無視していいと筆者は思う。
 クレジットされている参加ボーカリストは大御所ティト・ロハスマービンの2人。しかし楽器系は残念ながらあんまりピンとこない人ばかりだった。筆者の最近のサルサに対する勉強不足が大きいんだろうけど、ひょっとしたらまだアルバムを出していないアーティストかもと思う。
 それでもこのアルバムのすごいのは、一曲目から迫ってくるスゥイング感が、これでもかこれでもかと、ついに1枚のアルバムを貫徹してしまっていること。ふつう11曲も収録していれば、明らかに手を抜いたなと判る曲がだいたい1つぐらい入ってもおかしくないんだが、この異常な緊張感の継続は何を意味しているのか?ひたすらに真面目な硬派サルサ、である。
 アレンジ的にはレゲトンなど2000年代中盤の風味を相応に取り入れてはいるものの、全体を通じて、バリオ発サルサが全盛期だった70年代の、硬派サルサを意識して作られた気がするのだ。
 ちなみにこのアルバムを出しているmachetemusic.comはレゲトン主流のレーベル。リンクを飛んで見てもらえば判るが、所属アーティストの顔ぶれからは、ドン・オマールとかダディー・ヤンキー、ニッキー・ジャムみたいなレゲトンのアーティストにはさまれて、マイケル・スチュアートがサルサの中堅として孤軍奮闘しているような印象を受けた。
 それはさておき、聴き手にも相応の緊張と覚悟を求めるという点で、久々に聴き応えのあるアルバムを手にすることができて良かったと思う。やっぱりマイケル・スチュアートのサルサは凄いのである。

|

August 13, 2006

JOHNNY ZAMOT

▼JOHNNY ZAMOT聴いてみました
 ここで毎度取り上げているファニア系列のものだけでなく、ボンバ社などのブーガルーがぽちぽちと出てきている。どれも音質は最高。日本はサウンドエンジニアの芸も細かいのだろうか。ぜひこれからも続けてほしいものだ。
 そんなわけで今回は、そのボンバ社が出したJOHNNY ZAMOTのTELL IT LIKE IT IS(BOM24074)を取り上げよう。
▼あのロマンティカの御大がね(笑)
 ラテンのアーティストは途中で芸名を微妙に変更している人もいるし、このブーガルー・アルバムのアーティストもご多分に漏れずその一人だ。ジョニー・サモー、いや、一般的にはコンガ奏者ジョニー・レイJOHNNY RAYのほうが通りがいいんじゃないかと思う。現在はジョニー・レイのほうの芸名で活躍を続けておられる。
 ただ、この人がややこしいのが、昔のアルバムにはジョニーレイでなくジョニーレイJOHNNY&RAYになっているモノもあることだ。これは何なのかというと、ロマンティカから90年代あたりをかじっている人には釈迦に説法なのだろうけど、歌手のレイ・セプルベダRay Sepulvedaと一緒に活動していた時代があって、RAYはRAYでも、その相棒のRAYというわけだ。
 そのロマンティカ時代に出た英語詩のYOU ARE MY EVERYTHING(チャヤンChayanneとバネッサ・ウィリアムズが主演した映画ダンス・ウィズ・ミーでも使用)や、マルガリータといえば、今でもオールドスクールなNY系の人に愛され続けている名曲だ。
 相方のレイ・セプルベダも、中性的な声の好みが分かれるところだけど、解消後にRMMを通じて90年代に結構いい仕事をしていた。
 ジョニー・レイ=サモーのほうは、近いところでは2004年に「ヨ・ソイ・ボリクア」というサルサアルバムを出している(筆者未購入)。
 ▼デッカ風味のブーガルー?
 どちらかというとドロリとした風味のコティーケのブーガルーに対して、当初1967年にデッカ・レーベルから出されたというこのブーガルーアルバムは、ポップな風味が強くて軽めな印象を受ける。それだけに万人受けするというか、とっつきやすいと思う。筆者おすすめは4曲目のハーレム・ブーガルー、6曲目ラティーノ・ベイビー、9曲目のジョニーズ・ブーガルーあたりか?
 なお、ジャケットをつぶさに眺めていて発見したのだが、このジョニー・サモーは同じデッカ・レーベルでTHE LATIN SOUL OF JOHNNY ZAMOT AND HIS LATINOS (DL4838)というアルバムを残している。
 それから何と、あの大御所ザビア・クガートXAVIER CUGATまでが、ブーガルーらしきアルバムを残しているようだ。断言はできないが、BANG BANGというのはたぶんあの Joe Cuba sextet のバンバンのカバーではないだろうか。
 個人的には、一時代を築いた大御所が新人アーティストに混ざって二番煎じのブーガルーをやった(やらされた?)のだとすれば、何か少し悲哀めいたものも感じるのだが。それはさておき、ボンバ社にはぜひ、それらの再発売も手掛けてほしいものだ。
→聴いてみよう!これがボンバレコードの「ラテン・スペシャル・セレクション」だ

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 02, 2006

WILLIE BOBO

 朝一番、ウィリー・ボボを聴いて会社へ。アルバムはジャケットが印象的な juicy(VERVE)。皮をむいたオレンジの隣に小人?のお姉ちゃんが立っているという、意味せんとするものが今ひとつ分からないジャケ写真だが、ケッコウ有名な作品らしい。ちなみに元盤のリリースは1967年。 ブーガルー時代ど真ん中です。
 このウィリー・ボボさんのテイストはかなりブーガルーぽい。しかし何となくラテンジャズ寄りな気もする。さらに純粋なラテンジャズというよりも、ファンクジャズとでも言うべきか?音楽のジャンルをクロスオーバーしているので、純粋にサルサ一本です、という人には面白くないし踊りに使えないと思うけど、今きいてもけっこう格好良いなと思う曲も入っている。
 その一つがこの5曲目に収録されているデスカルガ・デル・ボボでしょう。シンプルなベースの上でたぶん即興を繰り広げているんだろうけど、息の詰まるような緊張感があって良し。
 ブーガルーテイストの作品は次の6曲目、アルバムタイトルのJUICYあたりが代表格だと思うのだけど、なんかヤバさがないというか、要するに陽性なんで、一歩間違えると田舎のスーパーあたりで流れているイージーリスニングになっちゃう危険性も隣り合わせだ。うん、あるあるそういう店が。
 演奏だけ、歌詞無しの曲が多いので、頭をカラッポにしてちょっとラテンぽい音でリラックスしたいときにはいいと思う。さて、出かけるか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 31, 2006

「浴衣でサルサ」だそうで

ふんふんふん・・・完全に忘れていたよ。狸小路「浴衣でサルサ」
小梅太夫じゃないが、本当に超・自虐ネタ。
短い札幌の夏にあって、こんなに素晴しいサルサのイベントはないらしい。
ちなみに8月はどの店もイベントはなく、ほとんどガラガラだ。
死にたい気分。終わったな。
例えるならサイゴン陥落で最後の米軍ヘリに乗り遅れた南ベトナム人みたいなものか。
でも人生で1度ならまだしも、毎年こんなことの繰り返しみたいな気分。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 30, 2006

ファニア物再び

▽どんどん充実しているのだ
http://www.descarga.com/cgi-bin/db/fania?a2TsnudB;;136
デスカルガに登録しておくと、めぼしいアルバムが出るとその都度連絡がメールで来るのだけど、それにしてもファニア物の再発はすごい。ラッシュだ。何枚か買って聴いてみたけど、やはり音質も良好。これまでの手持ちが何か色あせてきた。めぼしいものは買いなおしたいが。ちなみにこの中でおすすめのブーガルー(ラテンファンク)アルバムはというと、
Ray Barretto/Hard Hands
Richie Ray/Ricardo Ray -Jala Jala Boogaloo Volume II
George Guzman/Introducing George Guzman - Limited Edition
Joey Pastrana/Joey - Limited Edition
Ismael Rivera Y Su Cachimbos - De Colores
Ray Barretto/Acid
Joe Bataan/Riot!
Joe Cuba/Bang! Bang! Push, Push, Push
Willie Colón/El Malo
Lebron Brothers/Salsa Y Control
Louie Ramirez/Ali Baba
Pete Rodríguez & His Orchestra/I Like It Like That (A Mi Gusta Asi)
といったところ。どんどんブーガルーを増やしてほしい。
▽余談・音質の差
ラテンの再発CDの音質の差という問題は小さいようでけっこう大きいと思う。筆者は以前、エル・グラン・コンボのブーガルーアルバム、ブーガルー・コン・エル・グラン・コンボBoogaloo con El Gran Comboで極端な経験をしたことがある。それは、海外通販で取ったアルバムの録音が粗悪で、11曲目のCOMBOLUという曲がまともに聴けなかったのだ。しかしこの間ネットオークションで落札した日本のP-VINE(ブルースインターアクションズ)盤は全曲良好だった。同じ音源でも全く音質が違うというのは驚いた。
しかし残念なことにP-VINE盤は1993年リリースだからすでに廃盤。偶然だが手に入って非常にラッキーだった。ぜひこういう良盤は再発してほしいものだ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 12, 2006

パナマ!

▼面白いコンピレーションを発見
 今回取り上げるのはサウンドウェイレコードというイギリスのレーベルが作成したコンピレーションアルバムの「パナマ!」(SNDWCD007)だ。何か最近急に、ラテンコーナーがやる気をみせている(笑)タワーレコード札幌店で発見。06年6月現在のブーガルー系統の充実ぶりは、東京の中堅洋楽CD店に比べても遜色ないレベルだと思う。
 サウンドウェイがどんなレーベルなのか詳しいことはわからないが、品ぞろえから推測すると、どうもアフロサウンドをフロア向けに発掘・供給するインディーズ系レーベルといった雰囲気だ。ということはアフロ文脈で今回のアルバムも製作されたんだろうか。
 日本国内ではP-VINEが流通させているらしく、アルバム内に丁寧に日本語の解説書が添付されていた。
 収録曲は1970年をはさんで前後5年ぐらい、NYではブーガルーからサルサへとめまぐるしく変わっていったらしい(直接立ち会ったわけではないので)時代のものだ。前から興味があったブッシュとマグニフィコスBush y su magnificos とかが収録されていて、直感的にこれは面白いに違いないと購入を決めた。
 結果から言うと、予想を裏切らないユニークな選曲。デスカルガあり、ブーガルーあり、初期のごついサルサありで楽しめる。いつもながら音質重視の人にはどうかと思うけど、出来合いの新作サルサに飽きて色々と試してみたい聴き手ならば、今年ぜひ買っておくべき1枚だと思う。15曲入りだから絶対ピンとくるのが1曲はあると思う。筆者のおすすめはエクサイターズTHE EXCITERSというバンドの作品。2曲(3曲?)収録されている。
▼近頃パナマで流行るものin 60-70's
 解説書によると、当時のパナマは非常に音楽的に開花した時期だったのだそうだ。アーティストは、たぶん米国などで当時起きていた潮流も貪欲に吸収したんだろう。しかし単なる模倣ではなく、パナマ独特の暑苦しさや湿度を通じて独自のチューンナップが施されている気がする。
 恥ずかしながらパナマのアーティストで筆者がぱっと思いつくのはルベン・ブラデスぐらいなのだが、たくさんの音楽がリリースされたってことは、それだけミュージシャンの層も厚かったのだろう。とっても素晴しい人がまだまだたくさん隠れているんだろうなと思った次第。
 前に取り上げたLOST CLASSICS OF SALSAシリーズもそうだが、こういう「掘り出し物」系のコンピレーションを聴くと、変な角や牙を巨大化させた挙句に絶滅していった動物たちの墓場にもぐりこんだような気分にさせられる。
 次回はこの収録アーティストのうち、ベスト盤2枚入手できた前出ブッシュの楽団に注目。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

«ブーガルーがやってきた